小伝馬町の焼肉店は、小伝馬町駅の周辺に集中しており、徒歩10分以内の場所に集まっています。駅の一日の乗降客数は令和2年度で30,000人ちょっととなっており、東京メトロ全130駅中94位であるため、そこまで混雑している印象はないでしょう。また、この駅周辺には徒歩圏内に複数の駅があるため、人出がばらけています。主にビジネス街として知られている場所であるため、昼間の人口が多く、夜間の人口は少なくなります。しかし、焼肉店といえば夜間のみの営業をメインとしたところが多いため、どのような営業スタイルとなっているのか気になるところです。
夜間はビジネス街で仕事をした後に立ち寄るという人が多く、同僚との食事会や小規模な接待での利用が多数を占めます。焼肉店といっても、ガッツリ食事をするようなところではなく、どちらかといえば上品に食事を楽しむところが多いですし、お酒がメインで肉料理のアラカルトをオーダーするというような人もいます。焼肉店の利用は多様化しており、明確な食事という目的がなくても飲むことが目的、ゆっくり話ができる店を探していたというような人からも選ばれるようになってきました。
そのため、小伝馬町の焼肉店は大多数の店に見られるような大ホールに点在するテーブル席という形態だけではなく、カウンター席や個室も設けています。カウンターといえば想像するのはバーですし、個室といえば焼肉ではなく、和食や割烹を想像します。このようにバリエーション豊かな席を設けることにより、これまで小伝馬町の焼肉店を利用していなかった層からも支持されるようになり、リピーターも増えてきているとのこと。確かに、従来のテーブル席のみの焼肉店であればファミリーや友達同士では来店できても、カップルや仕事の大事な話では利用できなかった気がします。
人目を気にする場合はカウンターや個室が望ましく、大事な話もまわりを気にせずにできるでしょう。一緒にいくメンバーによって利用する席を変えていけば全く問題はありません。小伝馬町の場合、ビジネス街なので仕事関係の人との利用が多いはずです。まわりを気にしなければならない場合、いつも行く店が固定されてしまうものですが、このようにカウンターや個室もあるという店であれば接待ができる店として焼肉店を度々利用することも可能です。
また、これまで一人で焼肉店に行くのは人目を気にする日本人にはハードルの高いものでした。1人席といえば、一般的にカウンター席を連想します。カウンター席があるのは、ラーメン屋、喫茶店、バーなどです。特に東京都とその周辺は独身者が多いため、自然と一人で外食をする人も多いはずです。このような人が自分へのご褒美にいつもより贅沢な店で焼肉をしたいと思ったとき、小伝馬町の店を選びたくなるはずです。おいしい焼肉を楽しむだけではなく、生肉を使ったアラカルトメニューやアルコール類も充実している、さらに駅に近いため帰宅も便利とくればきっとお気に入りの店になるはずです。
時代の流れと共に、店のあり方も変わっていかなければなりません。できれば要望がある前に察知して店作りに生かすことができれば、多くのお客様に愛される店となることでしょう。小伝馬町という仕事をしにいく場所という印象が強いところでも穴場のような店が点在しています。早くにこのような店を見つけた人から外食を楽しんでいることは間違いありません。交通アクセスもしやすい場所なので、ちょっと遠くからでもお客様は無理なく来店できます。このような店を自分のなかにいくつか持っておくと急な外食や接待時、ふらっと一人で出かけたくなったときにも助かることでしょう。
